札幌杯自戦ふりかえり(カステラさん戦)

とうとう決勝戦

始まる前はじゃんけんで何を出すか考えていました。第一感ではOTTTさん対カステラさん、私対けんさんでどちらも勝利したチョキ。ただ、裏をかいて…などとぐるぐる考えていました。

 

果たして第一感に従いチョキで勝利し1,3,5セット目の先手番を得ました。地力で及ばない相手なのでかなり大きいです。

 

1セット目、な:46779TTQKKX、カ:33455788TKK

絵札の具合は良いです。最初にKKJを軸に考えますが、残る札が3n+1と3nの数字しかなく、3の倍数になりやすいです。KKQTJ軸でも同様。なのでドローしました。

 

な:D(4),94747、残る2枚が素数になるようにKTTQJを出すと強さがどうなのか、という感じでしたが5枚出しを選択しました。

KQTTKは失念していました。

カ:D(6),88KTK(P=AA2TJ)

 

Kを2枚見せられるとKTTQJは危険なので全出しをするか、あるいはKKQTJを出して残る札であがる。残る2枚は6Tなのでとりあえずドロー。

な:D(8),86TKKQTX|X=J(P=3345678J),偶数を引くとKKQTJの筋は取れないので全出し。

 

カ:D(Q),57

 

カ:D(X),4336A28QKTJ、驚きの11枚出しですがカステラさんなので驚きません、むしろもっと多くなくてよかったという感じ。

な:D(Q)6QTJK657843、大会に向けて11枚出しQTJKを覚えといてよかったです。残る札(38TKX)がわからないという甘さがありドローしてから出しました。

カ:%

 

な:KTQX|X=J

カ:D(6),%、ここでJかKを引かれると返されて負けだったようです。

 

な:83#

事前の対策が活きて大事な初戦を取れました。

 

 

2セット目後手番で、な:A4455788JJJ、カ:A2357889TJK

 

カ:853

な:D(Q),JQJ、カステラさんがさほど時間を使っていなかったので、KKJを持っていての組み切りかもとも思ったのですが、カステラさんを見てもそういう雰囲気でなかったので手札で最大の素数を出しました。KKQに必要な札が少なすぎることもありカマトトはしませんでした。

カ:D(K),KKJ、ドローしていたので組み切ってはいなかったのかと思っているところにKKJが出てきたので少し混乱しました。読み間違えたかもとも。

な:D(9),%

 

カ:89A2T7#

対戦時はセット終了後も他の選択肢について考えていましたが、どうやら出来る限りのことはしていたようです。

 

 

タイで迎えた3セット目、な:A333478TQQK、カ:56668TKKKXX

な:D(3),8T7A33K4Q3Q3(P=AA24556TTJJJ)、切り札になりそうな数や長い素数も分からなかったので全出ししかないかなと。

 

カ:D(Q),666Q58K、のちほど聞いたところによると素数じゃなくても手札を増やせるからという気持ちで出したそう。

な:D(9),4QTJK59、当初カステラさんが1枚ドローしたことに気付いてなく、場に6枚手札に5枚だと思っており6枚出しを探していました。そのため、カステラさんが1枚引いた後でも返されないように6枚12桁を誤って出してしまいました、ここで約2分費やしたのが痛かったです。

カ:D(5),%

 

な:D(2),846QTJA3、QTJKが二組あることに気付いたので枚数的にカステラさんが返せないように組み切りたかったのですが、まとまりきらずに出しました。ここで秒読み。この段階で自分と相手の札を数え間違えていたようで、8枚出しから9枚出しで攻めると絶対に返されないということに気付いてませんでした。

カ:D(J),%、カステラさんは枚数的に出せないので時間を使わずにこちらに手番が回ってきます、これが辛い。

 

な:D(9),3A2TJA323(P=2447789Q?)、当初7A2TJA333を用意していて残る札が25だったのでドローしますが9を引き詰んでるので組み換えを試みます。ギリギリで3A2TJA327と593を発見し、宣言もしたんですが、場に出したの札が違っておりペナルティ。

 

カ:5X|X=7

 

カ:KKXTJ|X=Q#

全出しのペナルティが意外に悪くなく、先手番ということもありチャンスはあったようです。ただ、場の札枚数を間違えため4QTJK59を出すまでに時間をとても使ってしまったことが悔やまれます。たらればは言いたくありませんが、時間があれば3A2TJA327が間に合ったかもしれません。ともあれ先に王手をかけられ厳しくなりました。

 

 

後手でのカド番、な:234778TQKKK、カ:AA235889TJJ

K3枚が心強く、フラットな勝負でもなんとかなるかもというところ、Jが欲しい。

カ:A93

な:D(6),KQK、時間を使わず、更にドローもしていないのでKKJが匂います。ただ、Kを3枚持っていること、KKQはカマトトしてもそろい難いことを考慮しKQKとしました。2番目に強い素数なので少しは信用できると思いました。

8JT=8JA*2*5が控えていたようでKQKを出す以外に道はなかったようです。

カ:%

 

な:2468T7K、カステラさんがドローしていないので、先程のA93はブラフでKKJ全出しの手札が完成しているであろうという風に汲み取れました(実際は違ったが)。

ここでやってはいけないのは、①相手に手番を渡すこと、②8枚出し(=カステラさんの手札枚数)の2つ。また、そこそこ絵札やジョーカーを持っている場合も考慮すると少枚数出しも危険かもしれません。なので、2468T7Kを選択しました。カステラさんが8枚出しから7枚出しに変更しようとすると、知っている素数を出すのは大変かもしれないし、知っている素数を出せても残りの手札を自由に残せる場合は多くないからです。こちらの残りが素数だったこともあります。

カ:D(4),84A2TJJ

な:%、返されてしまいました。普段は相手があがりそうな時はドローすることが圧倒的に多いのですが、今回は前述の理由により素数を出せるとも限らないので引かずにパスしました。

 

カ:D(T),5、1枚出しは予想外でした。

な:7、ここでも山札を引くか引かないかを考えていました。もし7を返されたときには、この手番で引き、次の手番でも引くのがチャンスは増えるのですが、7で場が流れた際には残りが素数にならないこともあります。カステラさんは元々手の内にあった札を出したので、今引いてきたものは素数ではないであろうと予想し(更に、元々JやKを持っていればそちらを先に出しそうなので、元々あった5の相方は出されないだろうと思っていました。その時の予想では2)、ドローしませんでした(あやふやな推理)。

カ:D(T),T(P=7)

 

な:3#

7枚出しを返されたときは流石に覚悟を決めましたが、わずかに残しておいた勝ち筋を拾えて最終戦まで持ち込むことができました。

 

 

終戦、じゃんけんで勝ってたのが大きく、先手番で、な:5556688JJQX、カ:234479TKKKK

ジョーカーがあるものの、5が重いなと思っていました。

 

な:D(5),QX5865865J5J|X=K(P=AAA233677TJQ)、5が重なりKJQJで組むこともままならないので全出しだろうと思っていました。頭をQKとしたのは当たったときに映えるからです。

 

カ:D(T),44TT2937KKKK(P=A234678899TQ)

 

な:D(Q),57、カステラさんはKが4枚あったので革命が一番いいのかなと思い、9を求めてグロタンカット。

 

な:D(9),A729R.R.

カ:D(J),A234(P=245X)

 

な:5、QTJK素数を出そうとするとKをつくるためにAを消費することになるので、二の足を踏みました。かといって知らない数を出すと相手のK4枚にやられてしまうので手番を渡すこともできません。4があれば長くて知ってる数がだせそうなのになあと思いながら4枚ある5を1枚外しました

カ:D(7),2

な:X、一枚出しをした以上ここでジョーカーを出せないときついので出しました。

 

な:8QTJA32J、時間もなくなり追われるように出しました。カステラさんもAやジョーカーを持っているはずなので、迂闊な少枚数は出せず仕方なく。もし手番が回ってきたら全出しで勝負だと思い、残る札の1001チェックを始めました。

カ:23456789素数だと判断できたので、場に出た瞬間大急ぎで8枚8桁にして3の倍数だけ確認しました。

な:D(7),A5665863、残りがQQJなので一枚引いてから勝負しました。出会いましたが、余ったのは3の倍数なので次のドローに賭けることとなりました。

カ:A3444789(P=A259X)

 

な:D(6),67QQJ(P=A358J)、3の倍数を引いたので万事休すというところ。

 

カ:A729R.R.

な:QQJJ=3*567*81(P=A2456689TQ)、悪あがきですが山札を回収しにいきます。

 

カ:8429

な:T.O.合成数出しを間違えるのを間違えてタイムオーバーとなりました。

 

カ:K

な:D(6),%

 

カ:KJTK

な:D(3),%

 

カ:X

 

カ:5X|X=7

 

カ:44TAKTQ973#

Kを独占されるという厳しい状況でしたが、革命することでなんとか勝負する形になったと思います。出会いもあり、最後は押し切れるかというところまでいきましたが、攻めが切れてしまい及びませんでした。5を単独で出したところの判断がどうだったか。

 

以上のように2-3で決勝戦で敗れました。5セット通して、観ていた人もなんとか楽しめる展開になったのではと思います。またこの日のために用意していた11枚QTJKも決勝という舞台で出せたのでひとまず良かったです(事前アンケートでは9枚以上と濁して書いた)。準決勝からそうでしたが、自分の理想とするプレイング(いかに勝負できる形にするか等)にわりと寄り添った思考ができていたので、その点も満足しています。

一方、素数量のみならず、時間の使い方に課題が残り、思考速度の強化にも取り組んでいければと思います。また頑張ります。

 

最後に、大会当日、それより前から色々な方の支援、助力があり、とても充実した一日を過ごせました。ありがとうございます。私も今後、微力ながらお手伝いできればと考えています。