札幌杯自戦ふりかえり(けんさん戦)

準決勝けんさんとの試合、大会3戦目で初のリアルカードでの試合。

じゃんけんに勝ったので奇数セットでの先手でした。

 

1セット目、な:A22455668TX、け:248899JQKKK
初期手札はジョーカーこそあるものの、絵札が少ないところは不安。
一応絵札を求めてドロー、D:3

 

自分の12枚の手札を見ると、けんさんに絵札が比較的多いように思えてきます。

フラットな勝負(~5,6枚で切り札を据えるような戦い方)ではキツそうだということで、全出しも考えたのですが、少数の絵札と多数の偶数札(5を含む)が重いことも考慮し、多枚数出しをベースにすることにしました。

 

もしかしたら合成数出しがあったかも。

 

偶数を消費できる246810+abの形で勝負することに決め、最終的に246810121を出すことにしました。
ジョーカーをAにする(2468TA2X│X=A残り3556)かQにする(2468TXA│X=Q残り23556)かで迷ったのですが、場に出る枚数が多くなること(相手が出し辛くなることが多い、絵札が多そうなら尚更)と残る札が素数になることが大きく、桁は1つ小さくなるものの前者としました。

 

246810121について、長い間この形で出していたのですが、2/11の素数大富豪で遊ぼう会にて(たしか)マモさんが上位互換で出しているのを見ていたので、そちらで出しました。

 

な:8624A2TX|X=A

け:9KKKA2QJ(P)

 

な:5653#

 

けんさんはやはり多くの絵札(KKQKJアリ)を持っており、8枚出しがなんとか刺さった格好でした。
先手番でなければあり得ない勝ちだったと思います。

 

 

続く後手番の2セット目、な:AA88TJJQQKX、け:AA23345579Q

かなり札が良く、先手番ならいかに勝つか、というような形。

 

け:D(2),A729R.R.

1セット目の逆の理論でこちらの札が良いので、相手の方は芳しくなさそう。絵札が死にかけになったのは悔しいが、Aが2枚にジョーカーと革命下でも対抗できるので一安心。

 

な:D(7),AX87|X=0、一桁カードがAA88なのでドロー。何かしら返すことはできるが、残る6枚の絵札の処理を悩みました。せっかくのAAXという札なので手番を握ってから多枚数で攻めることにします。この時点で相手の手札枚数は8枚と自由が利くわけではないので、後手番のゲームとしては上々の勝負形だと判断。(一度A87Aを出そうとしたのはナイショ)

け:D(X),%

後ほど聞いたところ、勢いでパスしてしまったようです。

 

な:D(T),AQTJKTK、プラン通り多枚数にしようとすると残りが素数にならなさそうだったのでドローしてから出しました。

け:D(Q),4255QA3(P)

 

な:8J#

革命下でもなんとか反発してブレイクできたのは大きかったです。この後先手番2回でどちらかを勝てばいいと思うと、けっこう気持ちが楽になりました。

 

3セット目先手番が戻ってきて、な:A2334699TQK、け:A2378899JKK

普通くらいの初期手札でした。

 

な:D(4),T6KAQ2493493(P=35566677TJKX)、5などがドローできればKQも考えていたが、現状戦えないと見て1001チェックだけして全出し。

 

け:239KKJ88817(P=2445579TTQQQ)

全出しをされたので相手の手札確認もそこそこに、急いで自分の手札とその組み方を模索し始めました。

1枚引いてから全出しすればよかった、とけんさんが言っていました。

また、解説では最初の組み方のまま293~KKJ~888A7としては、みたいなことを言っていたのですが最初の3枚出しにKKJを先に合わせるか、カマトトしてKKQを作りに行ったので成立しなかったように思えます。

 

な:D(X)、基本的に互いが全出しした場合にはoverKJQJを軸に考えるのが戦略の一つとされているのでそれを本線に考えます。できるだけKの枚数を多くして相手に返されないようにしたいのでKKTJやKKJQ、KKJK、、KKQK、KKKQなどを案としました。

KKKQは安定感はありますが、2とKが足らずジョーカーを使い切ってしまうので保留。

KKTJとKKJQはAと8が、KKJKも2とKが足りなく、ジョーカーがなくなってしまう上強さに一抹の不安が残るので気が進まない。

ということでKKQKを切り札としました。また、重荷となっていた6を4枚消費できる66466xという4つ子をラストに、その前段階として57、単独のジョーカーを除くと23TTが残りこの組を悩みました。

 

もうひとつの準決勝がこの試合の前に行われていて、そこでOTTYさんが2TT9を出していたので2TT3も素数なのでは?と迷いました(その試合の解説をしていたこと、KJQJブラフだったことなどから印象に残っていた)。

が、2TT3を見たことがないことと、小さい方が少しばかり素数になりやすい?こと、2019年の素数大富豪アドベントカレンダーそんな感じの記事を見た気がしたことから、

な:T2T3、としました。

け:QQT3、時間をかけずに出したのはこちらの残り時間が少ないからでしょうか。

な:KKQX=3*379*J549|X=K、返されたらどうしようとか考えていましたがこちらにKとジョーカーが2枚ずつあったので返されようがありませんでした。

け:D(J),%

 

な:57

 

な:X

 

な:66466A#

と、現代素数大富豪で頻出する相全出しという局面から、組み切れてかなり形の良い勝ち方でした。

 

札の巡り合わせが良く、望外の3連勝という結果でした。