キャリア1年の俺がOTTYさんとリアルガチで100戦してみた。(後日追記予定)

 表題の通り100戦を行いました。

ルールは基本的な素数大富豪のものに加えて、いくつか決め事をしました。

 

1.時間制限なし…納得いくまで考えて最善を尽くすというコンセプトだったので。

2.カマトトあり(わざと合成数を間違えて出す)…上記のように最善を尽くすという趣旨なので。更に、勝つためなら1試合に何回でもカマトトしようと互いに確認していました。

3.出された札は必要に応じて都度シャッフルして山札に加える。

 

疲労や都合も考慮し、数日に分けて約25時間戦い(晩御飯が蟹だという日も遅くまで付き合ってもらったり、終電がなくなるまでやったりしました)、結果は44勝56敗でした。

先手番勝率は私が56%(28勝)、OTTYさんが68%(34勝)と先手有利であることを再確認しました。

 

期間中最大素数は私が出した6811234613613129129811811(68抒(じょ)らしい)。

総手番は847(なきゃの413、OTTY434)で、

カマトトは59回(なきゃの31回、OTTY28回)、

合成数出しは58回(なきゃの31回、OTTY27回)、

グロタンカットは104回(なきゃの45回、OTTY59回)出現しました。詳細なデータに関しては後日別にまとめるかもしれないです。

 

以下は出た枚数の表です。

  1枚 2枚 3枚 4枚 5枚 6枚 7枚 8枚 9枚 10枚 11枚 12枚 13枚 14枚 15枚 16枚 17枚 18枚 19枚 20枚 21枚
N 21 71 41 52 20 9 20 14 4 3 2 3 0 0 0 0 0 0 0 1 0 261
O 19 81 51 47 33 13 20 12 7 6 2 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 292
合計 40 152 92 99 53 22 40 26 11 9 4 3 0 0 1 0 0 0 0 1 0 553

 

 OTTYさんは合成数を積極的に探していて、フィニッシュにもってくることも多かった印象です(そのときのドヤ顔がいらっとする)。

 

 9/29に素数大富豪に触れてから1年以上経ち、実力者のOTTYさんにも渡り合えるようになりつつあります。今後もプレイング面、素数面両方のパワーアップを目指したいです。

 

私とリアルで100戦やりたい方お待ちしています。お待ちしています。 

 

以下に数譜のEXCELデータを置きますので暇で暇で死にそうな時にでも見てください。(947行ほどあります)

drive.google.com

 

そして今回100戦をして感じたことや特筆すべき点などを、実戦踏まえて以下に振り返ります。(こっちがメインです)

メインですが面白くないので飛ばしても大丈夫です。

 

OはOTTYさん、Nが私です。GCはグロタンカットの有無、結果はPがペナルティ、%はパス、Eはゲーム終了の意味です。

 

-目次-

overKJQJの強さ

overKJQJと自制

ブラフ

ブラフ、3枚?4枚?

手札、弱い?強い?

裏の裏は…

新・組み切り戦法!

カマトトの欠点

残しカマトト

ジョーカー2枚VSA4枚

先に動いた方が負けるっ…

革命の妙手

札の流通操作

6枚出しの序列は

見切り発車

ミス待ち

ワンチャン掴め!

使わせたか使われたか

OTTYの主張①

OTTYの主張②

最多手数試合(長い)

 

overKJQJの強さ

1戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O D 57       GC  
O D 5T43          
N D 8T4J 9KAA*2857       P
O   68XKJQJ   3     P
N D 8563          
O D KJQJ 67*8Q9*3466X8 8     P
N   8QTJ          
O   9QQJ         P
N   KKJK 452797*2X 9      
O            
N   A3TAA         E

36戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O D 78642Q2T3K3K         P
N D 876AJQK5K5A3         P
O D 57       GC  
O D 6464362A         P
N   8JTJ          
O   KJKQ 8A9457*2^4        
N   KKXQ 273569*3*2^4 K      
O             %
N   57       GC  
N   8XTAA   Q     E

 

 1戦目はOTTYさんがKJQJを持っているにも関わらずカマトトをして、私が出すであろうoverKJQJを上回ろうとしています。

36戦目は、互いにoverKJQJを出しましたが私の方が数が大きかったという試合。

以上のようにoverKJQJ内においても強弱があり、それを意識する必要性があることを感じさせます。36戦目のKKKQはそれ以上強い数が出せないので安心感がありました。

 

overKJQJと自制

28試合目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N D 57       GC  
N D 57       GC  
N D 286A          
O D 8QTK A425*K*989       P
N   56KJQJ         P

私が4枚出しで攻め、OTTYさんがカマトトをした場面。予定通りKJQJを出すto

overKJQJの餌食となりそうでした。そこで自制して全出しへ、失敗しましたがカマトト後のoverKJQJの強さや出しやすさがあるので致し方ないものでした。

 

ブラフ

13戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O   64A          
N D KXT 773*32229A K     P
O   Q3T 2*X*Q3A 5     E

61戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O   J5A          
N D 8JJ 3*779929A*K       P
O   56QT24KA         E

62戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N   T883          
O D 98T7 643*2*2*9XA 4     P
N   6QTJKJJ         E

3戦載せましたが、全てブラフ戦術です。相手がカマトトすることを読んで、手の内に知っている素数合成数を残して適当な2~5枚出しをする。overKJQJが流行っている環境のため、カマトトが横行していることを逆手に取った作戦です。

 

ブラフ、3枚?4枚?

22戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N D 443          
O D 72K 283*63A7*X7 5     P
N   X        
N   4T5T8A2A         E

ブラフ戦術で勝利した試合ですが、振り返ると少し甘い側面もあったかもしれないとのことでした。というのもoverKKJがoverKJQJよりも出しにくい(60%ほど違うらしい)ということから、相手の手札次第ではあるものの、3枚出しでは普通に出されてしまうこともありえます。なのでブラフをするなら8443などで4枚出しをし、カマトトに誘導してはどうかとのことでした。確かに何枚出しでブラフをするかによって成功率は左右しそうです。

 

手札、弱い?強い?

31戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O D 4259          
N D 82TK 3*629357X A     P
O   684QKJT9         E

相手のブラフを読む場合、自分の手札がどれくらいならカマトトをせずに出すかという場面でした。相手がKJQJで組んでいる場合はカマトトをする(もしくはKJQJを出す)のが正着となりそうですが、ブラフの場合は普通に出した方が相手へのダメージは大きそうです。しかしその場合、普通に出した素数が相手に返されては目も当てられないことになります。

そのため、相手がブラフだと仮定したときに自分の札(今回は8QTK)が、相手が出し得る札より大きいかということが焦点になります。

これは4枚出しに限らず言えることなので、自分の持っている札がどのくらいの確率で通るのかを知っていれば、判断の指標になりそうです。

 

裏の裏は…

23戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O D 243 3^5        
N D 625 5^4        
O   KXJ   K      
N D           %
O   8T47         E

ブラフ読み読み普通出し。KKJはカマトトされても返されることが少ないので、普通にプレイしても大丈夫なことがままあります。

 

新・組み切り戦法!

63戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O   8T43          
N D KA2J 3*853*8799       D
O   94TKXQJ   J     E

新・組み切り戦法です。私が4枚の素数を出せばKJQJからT49であがり、カマトトをすれば本譜のようにあがれます。ここまで組めると後手はKJQJを出す以外には事実上負けで、先手番の必勝形と言えます。

 

カマトトの欠点

16戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N   599          
O   8QT 44T*523*6AJ       P
N   KKJ          
O D           %
N   625 5^X 4     E

overKKJはoverKJQJに比べて出されにくいですが、それでも揃う可能性はあります。この試合はカマトトで出された札からoverKKJが極めて出されづらいことが分かったため、比較的安心してKKJを出せた試合です。カマトトは相手に手札の中身を教えることになるというデメリットもあります。

 

残しカマトト

82戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N D 57       GC  
N D 97          
O D QK          
N D KT 223*43A       P

相手に手札を教えてしまうというデメリットを考慮し、2枚(TとK)を残してカマトトした試合です。この試合ではキーとなりそうな札を見せないことが妙手に思えて、思い付きでやってみました。

後日OTTYさんにも聞いてみましたが、感触はあまりよくありませんでした。一方がカマトトをすると相手もカマトトをし、山札が少なくなることから結局残した札を読まれやすくなることや、あえて残された札が相手にどう読まれるのか分からない(この試合ではジョーカーと読んだそう)ことなど、出さない理由が少ないというような趣旨でした。

この戦術の有効性についても追々考えてみようと思います。

 

ジョーカー2枚VSA4枚

40戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N D A729         RR
O   X299 Q9*8543*66T2       P
N D AA6A263          
O D XY48363   A 0   P
N   487QJA3         P
O   KKTTQJQJ          
N   246687QJ         P
O   56QT24K9          
N             %
O   2688J          
N   A2647          
O   XY393   A 0   P
N   Q86A3AA3J         P
O D KKJ          
N D AA3          
O D           %
N D A729         RR

試合のうち、革命が始まってから終わるまでの流れです。OTTYさんが気になっていたのはジョーカー2枚(今回はOTTYさん)とA4枚(今回は私)ではどちらが強いかということでした。2人で話したところジョーカー2枚の方が強いという結論に落ち着きました。

本譜にもあるように、A0をつけた数を出せるのが強力でした。事実私もA0の存在によって行動をずっと制限されていました。

 

先に動いた方が負けるっ…

67戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N   XY63   A 0    
O             %
N   734KKTTQQJJK         P
O   7K6Q4Q9T9T9J9J8878876556552432432AA2AA         P
N   XY63   A 0    
O             %
N   473KKKTTQQJJ         P
O   7K6Q4Q9T9T9J9J8878876556552AA2AA243243         P
N   XY63   A 0    
O             %
N   374KKKTTQQJJ         P
O   7K6Q4Q9T9T9J9J6556558878872AA2AA243243         P
N   XY63   A 0    
O             %
N   347KQTJKQTJK         P
O   K          
N   J          
O   5          
N   3          
O   %          
N   7          
O             %
N   XY6433   A 0    
O D           %
N   KKKQTQTJ         E

途中からですが、山札が尽きた革命下でOTTYさんにA4枚、私にジョーカー2枚がある局面。お互いに動いた方は決めきる以外に勝てない(切り札のAやジョーカー2枚が相手に渡りうるから)と考え、全出しのし合いとなりました(OTTYさんは38枚、私は返されない札を出して枚数を減らしてからの全出し)。最後はOTTYさんが仕方なくといった感じで局面を動かし、結局私の勝ちとなりました。振り返ったときに、OTTYさんは全出し合戦に付き合うのが良かったのかなと言っており、膠着状態の存在を匂わせるような試合でした。

 

革命の妙手

27戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O D KKKQJ 6*AA*343*AA       P
N D 9872QQTTJJ         P
O   AX29   7     RR
N           %  
O D 633         P

途中からの表ですが。OTTYさんがラマヌジャン革命を起こした後にあえて合成数出しを失敗したのが好手でした。この時山札が少なく、ドローと633のペナルティでOTTYさんはAX29を回収していました。つまり革命を起こし手番を渡したという結果が残りましたが、私はAを持っておらず革命下では厳しい情勢となります。

革命を起こしつつ、相手にAやジョーカーが渡らないようにするという非常にクレバーで隙のない一手でした。

革命に限らず、山札が無いような場面では、山札の枚数調整も重要なテクニックとなるでしょう。

 

札の流通操作

30戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N   666A          
O   KJQJ          
N   KJKQ 8A9457*2^3*2        
O             %
N   6427          
O D QTTJ 94A3*T9583       P
N   KQQJ 3*587*745A        
O D           %
N   8T92X   3     E

 途中からの表です。大量にあった手札をoverKJQJで消費していく展開で勝利しましたが危うい勝ち方でした。KJKQを出したときの札の一部がQTTJのカマトトの際に回収されてKQQJが返せる状況になる場合がありました。札運に助けられた格好でした。

理想的な動きとしては後から出てくるoverKJQJに勝てないような札で最初にのoverKJQJを出すべきでしたが、複雑すぎて考えがまとまりませんでした。

こういった場面に備えてoverKJQJの強弱や素因数に強くならなければならないようです。

 

6枚出しの序列は

88戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N D 293          
O D XTJ 8QA*86647 Q     P
N D 57       GC  
N D KKQXTJ   Q      
O D           %
N   6 2*3       E

カマトトされた後にKKQQTJを出しましたがどのくらいの割合で返されるか分からないのでヒヤヒヤしました。各枚数別の強さを数値化したいです。

 

見切り発車

11戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O D 86 43*3        
N   XQ 4A*2^3*2*2 K      
O D KK 937*KT9       P
N   A37         E

こちらはOTTYさんがKKの合成数出しができる札を引くことに賭けて2枚出しをして試合です。2人の間では見切り発車と呼んでいまし。手札によっては考慮する価値がありそうな戦法ですが、リスク等も鑑みて判断しなければならないので、もう少し研究が必要そうです。

 

ミス待ち

21戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O D 57       GC  
O   63A7          
N D KXTY   J K    
O _           %
N   57       GC  
N   24723A         P
O   84A2A3         E

 OTTYさんがブラフで4枚出しをしましたが、私が最大火力で止めました。ブラフが破られた後は山札から引いていくのが普通だと思っていましたが、OTTYさんは引かず。私のミスを待ち、手札の構成を変えない作戦でした。OTTYさんがそれなりに強い札を持っていることを考えると全出しするよりほかにありませんでした。

 

ワンチャン掴め!

29戦目
手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
O   9TT3          
N D KJTK          
O D           %
N   A296Q7Q7         P
O D X555864AA   5     E

4枚出しをされたので最大火力でぶつかった試合です。切り札を出される前にこちらが出すのは有力な戦略だと思います。もともと後手番は最初から勝つ可能性を握られている点(全出しなど)で不利なわけですから、少しの可能性であっても勝つ可能性が持てるなら上等だと思います。

 

使わせたか使われたか

82戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N D Q 2^2*3        
O D X        
O D 57       GC  
O D 57       GC  
O D 57       GC  
O D 66A          

途中からですが、お互い札を持っての局面。ジョーカーを消費させる目的でQを出しましたが、疑問手でした。ジョーカーを消費させることをそこそこ評価していたのですが、1枚出しにおいては手番を握られることになるので控えた方がよさそうです、山札が少ないときは回収される恐れもあります。

 

OTTYの主張①

50戦目 

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N D 7477          
O D 94TT 2*5*94TA*5X 7     P
N   6QTJKA3         E

OTTYさんがどうしても触れてくれと言ってたので触れます。

先手番だったら、ドローせずに449を出し、私がカマトトや緩い札を出せば5TT=XTA*2*5|X=5であがれたとしきりに言っていました。後手だったので絵に描いた餅でした。

 

OTTYの主張②

86戦目

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N D 24259         P
O D 9J          
N D KQ 4A*2^5        
O   XK A3*TA K      
N D           %
O   25 5^2       E

こちらもOTTYさんに触れてくれと言われました。9Jに対してカマトトした場合、KTX=A3A*2*5*2*5|X=0をだせたので出したかったそうです。絵に描いた餅②。

 

最多手数試合(長い)

 20戦目

スクロールできます。

手番 ドロー 場に出した札 素因数場 X Y GC 結果
N   A27          
O D 8QT 99A*662*T49        
N   KXJ   K      
O D           %
N   64643         P
O D 96A3          
N D KK76 64433*32A       P
O D 57       GC  
O D 57       GC  
O D 8A2TA69          
N D 9J54363          
O D KJTQQTX   J     P
N   57       GC  
N   843QTJKQK8642A         P
O D 57       GC  
O D T69          
N D KKJ          
O D KKQ 283*2^4*X9 2      
N D           %
O   57       GC  
O D XTTQJ   K      
N D KQQTJ         P
O   7A6J          
N D 6QT6QQT3          
O D           %
N D KKJ          
O D %          
N D A729         RR
O D A226 9867*KJJ       P
N   8844K3          
O   666628         P
N D 5K49          
O   A729         RR
N   8A25 5^4*A3*973       P
O D 57       GC  
O D 823          
N D 999 322*AAA       P
O D 66T66QX   9      
N D           %
O   8QTKJJ          
N D           %
O   KKTTQJQJ          
N D           %
O   2         E

諸々の都合で表の体裁変わっていますが、最大手数(=44手)の試合でした。疲れた。